スペインとの国境にあるフランスの聖なる泉、ピレネー山脈近くのルルドをご存知ですか?すべては、聖母マリアがビジョンとして 18 回現れ、地元の少女ベルナデットに、この洞窟の地下の水には癒しの力があると告げたときに始まりました。
クレイによる癒しの提供者として、またスピリチュアルヒーラーとして、私はいつもそこに行きたいと思っていました。このハーフターム(イギリスの学校では学期の真ん中にお休みがあるのです)に私の夢が叶い、家族と一緒に行ってきました。
そしてここで私が経験したことはヒーラーとしての心のあり方についてパラダイムシフトを起こすほどの実り多き旅でした。
サンクチュアリを初めて訪れた時、え?と引いてしまうほど貪欲にご加護を求める女性がいたのです。そんな人に私はかすかな嫌悪感を覚えてしまい、その瞬間にスピリットとつながりかけていたのがブチっと途切れてしまいました。それでも私は、あの人はちょっと依存しすぎだなぁ、あんなのはいやだなぁ、と思わずにはいられませんでした。
しかし、毎朝サンクチュアリに行き、毎日の飲み物と料理のための聖水を汲み、数多くのミサに出席し、夜のたいまつ行列に参加するうちに、私は理解しました。彼らは貪欲ではなく、熱心なのだと。
夜のたいまつ行列は、雨、晴れに関係なく、毎晩開催されます。初回は私は参加はしても傍観者でしたが、2回目の参加した時には雨の中みんなと一緒に賛美歌を歌ったり、聖母マリアの名前をみんなで呼びながら行進しました。そうしているうちに聖母マリアに対する人々の純粋な信仰に感動を覚えるようになりました。そして、ルルドの聖母マリアが、私たちを、癒しを求める人はどんな人でも大きく手を広げて受け入れてくれている事を感じました。そしてそれが人を癒そうと努めるヒーラーが持つべき心のあり方だと学んだのです。
ちなみに、私はカトリックではなく、日本の家族は仏教徒で、私自身は幼稚園から仏教系の学校ですから仏教徒といってもいいのですが、スピリチュアル的には大まかにいえばどちらも同じだと思っています。
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